このドキュメントで扱うのは、ソフトウェアのインストールのみです。設定についての詳細は、トポロジのセクションにある解説と、設定ファイルのサンプルを参照してください。
Ultra Monkeyには、Linux Virtual Serverという新機能がありますが、これは、Red Hat 8.0には含まれていません。そのため、変更したカーネルが必要になります。
このカーネルは、Linux Directorでも実サーバでも同じようにインストールすることをお勧めします。後者の場合、このカーネルによって、ARPパケットに応答しないようにインターフェイスを隠蔽できます。この方法は、一部のトポロジで利用されます。
これを行うには、システム上のカーネルRPMSを更新するのが最も簡単です。これは、ダウンロード・ディレクトリから入手可能です。
Ultra Monkey RPMSが含まれるディレクトリで、次のいずれかのコマンドを実行します。
athlonアーキテクチャ
rpm -Fhv kernel*2.4.20-31.9.um.3.athlon.rpm
i686アーキテクチャ
rpm -Fhv kernel*2.4.20-31.9.um.3.i686.rpm
i586アーキテクチャ
rpm -Fhv kernel*2.4.20-31.9.um.3.i586.rpm
i386アーキテクチャ
rpm -Fhv kernel*2.4.20-31.9.um.3.i386.rpm
カーネル・ソースのrpmをアップデートするには、次のコマンドを実行します。
rpm -Uhv kernel-source-2.4.20-31.9.um.3.i386.rpm
apt-getがインストールされていれば、これをシステムのアップデートにも使うことができます。使用するsources.listの詳細はミラー情報ページにあります。
自分でカーネルを構築する場合には、Ultra MonkeyにはIPVSと隠れインターフェイスのパッチが必要であることを忘れないでください。これらはそれぞれ、http://www.linuxvirtualserver.org/software/とhttp://www.linuxvirtualserver.org/~julian/から、それぞれ直接入手できます。
ブート・ローダーとしてgrubを使っている場合は、上記のrpmのアップグレード手順で自動的にアップデートされます。これは、/etc/grub.confで確認できます。
ブート・ローダーとしてliloを使っている場合は、/etc/lilo.confを適切にアップデートする必要があります。
Ultra Monkeyには数々の追加パッケージが付属しています。
これらのパッケージはLinux Director、またはheartbeatを実行するホストでのみ必要です。これらはダウンロード・ディレクトリから入手します。
これらのパッケージは、Ultra Monkey RPMSが含まれるディレクトリで次のコマンドを実行してインストールします。
rpm -Uhv \
heartbeat-1.0.4-2.rh.8.0.um.1.i386.rpm \
heartbeat-ldirectord-1.0.4-2.rh.8.0.um.1.i386.rpm \
heartbeat-pils-1.0.4-2.rh.8.0.um.1.i386.rpm \
heartbeat-stonith-1.0.4-2.rh.8.0.um.1.i386.rpm \
ipvsadm-1.21-1.rh.8.0.um.1.i386.rpm \
libnet-1.1.0-1.rh.8.0.um.1.i386.rpm \
perl-Authen-SASL-2.03-1.rh.8.0.um.1.noarch.rpm \
perl-Convert-ASN1-0.16-2.rh.8.0.um.1.noarch.rpm \
perl-IO-Socket-SSL-0.92-1.rh.8.0.um.1.noarch.rpm \
perl-Mail-IMAPClient-2.2.7-1.rh.8.0.um.1.noarch.rpm \
perl-Net-SSLeay-1.22-1.rh.8.0.um.1.i386.rpm \
perl-Parse-RecDescent-1.80-1.rh.8.0.um.1.noarch.rpm \
perl-XML-NamespaceSupport-1.08-1.rh.8.0.um.1.noarch.rpm \
perl-XML-SAX-0.12-1.rh.8.0.um.1.noarch.rpm \
perl-ldap-0.2701-1.rh.8.0.um.1.noarch.rpm
注:これらのパッケージは、Red Hat 9で提供されているほかの多くのパッケージに依存します。具体的には、perl-Digest-HMAC、perl-Digest-SHA1、perl-Parse-RecDescentの各パッケージがインストールされていることを確認してください。
この場合も、apt-getがインストールされていれば、これをシステムのアップデートにも使うことができます。使用するsources.listの詳細はミラー情報ページにあります。
新しいカーネルがインストールされたら、システムを再起動して変更を有効にする必要があります。これはrebootコマンドで行うことができます。
警告:ブート・ローダー(liloまたはgrub)をカスタマイズしている場合、再起動の前にブート・ローダーの設定ファイルを適切にアップデートしておかないと、システムが起動しなくなることがあります。
/usr/bin/reboot
システムが再起動したら、サービスの設定を始めます。設定のサンプルに関しては、トポロジのセクションを参照してください。
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Horms
Last Updated: Fri Feb 20 17:20:19 2004 +0900
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